DEATH LIFE

 そんな調子で歓迎会は3時間程続き、お開きとなった。

 「カナデ、悪いんだけどアユを連れて帰って貰える?酔い潰れて寝ちゃったみたいだから……」

 「ああ、構いませんよ」

 俺はアユをおんぶして、寮への道を歩き出した。

 背負ったアユは思った以上に軽く、皮だけで中身が無いのではないかと疑いたくなる程だった。

 アユの部屋の前まで来てから声をかけて起こす。

 「着いたぞー!鍵開けねえと中に入れないぞー!」