DEATH LIFE

 「ああ、うん……」

 「行くわよ、さっさとその眠そうな顔洗って来なさいよ」

 俺は急いで顔を洗って家を出た。

 店に着くまでアユは一言も口を開かなかった。

 「さあ主役のカナデから一言!」

 「えー……まだまだわからない事ばがりですが、頑張りますのでよろしくお願いします」

 当たり障り無く挨拶を終わらせると、ハ大王の乾杯の音頭で俺の歓迎会は幕を開けた。

 「カナデ、デスサイズ一発で抜いたんだって?」