恋のバロメーター




「そんなことないよ!」



顔を上げた柚の頬の涙を亮平はそっと指で拭ってくれた



そして…ゆっくり唇が重なった



「キャー海っ!
キスしちゃったよぉ!!!!」



「あの亮平がなぁ…」



「あたし達の努力のおかげかもねぇ?」



「いや…確実に俺達のおかげだろー♪」



「だよねっ♪」



「ってことで邪魔してやろっかな…」



「それはダメっ!
せっかく柚と亮平くんが結ばれたんだからぁ♪」



屋上の扉を少し開けてひかると海はずっと覗いていたのだ。



二人がそんな会話をしているうちに扉が急に開いた



「おい…」