恋道-koimichi

朝のホームルームが終わり、俺ら三人はいつもみたいに廊下で集まった。


最初に言い出したのは悠哉だった。
「はい早速聞いちゃいましょうか」


「わかった。絶対バラすなよ」


「当たり前じゃん。言わないから、早く言って」


「俺、昨日いろいろ考えたけど…やっぱ翼と悠哉が言ってるように、俺、芽依好きかも…。まず、好きか嫌いかって聞かれたら、好きって答えるだろうな。まぁ知ってる通り、俺らは毎日一緒に遊んでるし、毎日芽依の笑ってる顔を見てる。俺は芽依のあの笑顔に惹かれた。芽依の笑顔は俺を元気付けてくれる。あの笑顔は、どんなに嫌な事があっても、楽しくなって、自分もなぜか笑顔になる。まぁとにかく、俺は芽依が好き。かな?(笑)あ!でも、俺は無理だな…芽依は中国に彼氏いるし…」