あの時に戻れたら【短編】

私はおばあちゃんの家から帰る日、全員が外に出たのを見計らって「忘れ物!」って家の中に戻った。


そして踏み台を運んで、また時計の前に立った。


ガラス扉をゆっくり開けながら、古時計に話し掛ける。

「もう、お父さんには会えないの?」


時計の針をゆっくり回してみた…