私は電話を切ると 家を出て 彼の車に乗り込んだ 「どしたの? 急に来るなんて珍しい」 忙しい彼とは 予定をたてて 会うことしか なかった 『綾に会いたくなったから 迷惑だった?』 「そんなことないよ」 『俺の家でいい?』 「うん」 何かあったんだって すぐにわかった 彼は私を頼ってる こんな私でも まだ好きで いてくれてるの 忙しい忙しいって 言ってるけど 本当は他にも女の人 いるんじゃないの? .