私の気持ちを
察してくれる翔太は
昔と変わらず
今でも魅力的だった














私が怖い話を
聞いた時
1人じゃ怖くて
眠れないと言うと














『今日は俺が
隣で寝てやる。
幽霊が出たら
俺が倒してやる!
だから安心して
ゆっくり寝ろよ」
















そう言ってくれた
翔太に私はまた
ドキドキとして
嬉しくて笑顔に
なってしまうのだった














私達は何かあると
元カレだ元カノだと
理由にならない
理由をつけて
一緒にいるようになった














そんな私達を見て
哲平はたくさん
傷ついて
たくさん泣いていたのに













私はそれにすら
気づけなかった














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