泡姫物語

私が人生の一大決心をしていると、藤田さんが言葉を挟む。

「そんなに難しい顔をさせてしまうようなこと言ったかな?」

あまりにも突然のことで一気に大きな悩みを抱えたから眉間にしわを寄せて考え込んでしまっていた。

「あっ、ご、ごめんなさい。私ったら……」

どうしよう。この流れで言ってしまっていいのかな。
頭がごちゃごちゃで考えがまとまらないよ。
出来ることならハーフタイムでも用意してもらって対策を立て直したい気分。

でも、目標は目の前にあってこのチャンス逃したら恐らく戻っては来ない。