泡姫物語

家に帰り、リビングに荷物をどさっと置いた後、シャワーも浴びずにベッドルームへ。
ベッドにどさっと横たわり、天井をぼーっと見つめる。

ねぇ藤田さん、どうして来てくれないの?
お見合いの報告してくれるって言ってたじゃない。
あの服着て来てくれるって言ったじゃない。

どうして来てくれないの?
分からないよ……

同じ事を何度も何度も考えては大きなため息。
その繰り返し。

堂々巡りなのはわかっているけど自分の思考を止められない。
もやもやが消えない。