六花の騎士




レイドは講義を終えて、自室のソファーに腰掛ける幼い主を見つめていた



「……大丈夫か」



その顔には、いつもの飄々とした笑みはない
ソファーの後ろから少しかがんでレイドは、ユリアのくせのある短い髪をくしゃりとかき混ぜた


「…………うん」


子供扱いにムッとしなかがらも、ユリアはされるままに任せた


「………大丈夫よ………恐くなんか………ない……」



誰が恐いとは言わなかった


レイドは、もう一度くしゃりとユリアの髪をかき混ぜた