六花の騎士




いつも飄々として、なにひとつ掴み所のなかったロットの微笑


リアは初めて彼の本当の表情を見た気がした



「俺さ……世界が悲しかったんだ……」


「…えっ」



少し青くなった顔は何処か遠くを見つめるようだった
そして、ぽつぽつと語り始める



「俺の…生まれた所はさ…渇いた砂漠だったんだ……しかもメチャクチャ貧しいところ……」



ははは、とどこか力なくロットは笑った