六花の騎士




ガタンッ


額に嫌な汗がつたう
意識が半ば朦朧(もうろう)としながら、ロットは広間の机に手をついた



(……ヤバイな)


ロットの耳は複数の足音を捕らえた
広間の扉が乱暴に開かれる


「ロット様死んでいただきますね」



ニタリと笑って入って来たのは、昼間のメイドだった
後ろには兵士の格好をした男達が剣を持っていた



「へーあ…んたに……俺が殺せんの?」 



軽口を行ってみたが呂律まで怪しくなっていた



「その様子では紅茶に混ぜた薬が効いているのね」



フフッと笑いメイドは冷たくロットを見る