六花の騎士




リアは中流貴族の出身でなに不自由ない生活を送って来た


ヴェルラドル家の三女ということも関係しているのか、親の反対を押し切って軍隊に入った



『なぜ、わざわざ危険な軍に入る?………いくらお前が強くとも、何が起こるか分からないというのに………』



たまに家に帰って来たかと思うと父は小言をいう
本当は、特に期待されない三女が六花の騎士として失敗する前に、政略結婚でもさせたいと思っているだけだろう


なにせリアは、十四才という最年少の六花の騎士だからだ
そして今日、初めて自分の主となる『王族』の元へいくのだった