六花の騎士




ロットは目を細める



水の属性は常にいるわけではない
だが雨が降らなければ死んでしまう町がある
今までロット一人で雨雲を呼びこんでいた


しかし限界もあった
ロットに出来るのは雨雲を呼ぶことだけ


だが、もう大丈夫だ


水鏡を通してメノリは雨を見つめている


(俺の仕事も楽になるな……)


立ち上がりリアを連れてロットは蒼天の離宮から立ち去った


扉の前で、肩ごしに振り返る


「よくやったよ……お前」

少年のような微笑を残して風のようにロットは去った