六花の騎士




メノリの前にティアは、膝をついた
少しだけ見上げる形になって、言葉を紡ぐ



「メノリ様が儀式を行っても、メノリ様であることに変わりはありません」


「…………わ…たし、ね……」



不意にメノリの大きな瞳が揺れる
ポロポロと涙が止まらない


「変な能力……使っちゃったら、自分が……自分じゃ無くなるきがしてた……」


自分が王族だと、認める気かして


軽く息を吸い込んで、肩の荷をおろすように呟いた



「だから………怖かった………」