六花の騎士




「申し訳ありません。自分の事ばかり話していますね………」



ティアは、複雑な気分で湖を思わせる碧い瞳を見返す


(何故………自分ことなど語ってしまったのだろう)


私は………いや、これは騎士のすべき事だからだ……


ティアは自分に言い聞かせるように、心の中で呟いた



「つまり、私は自分で騎士であることを選びました。ですがメノリ様は……選ぶことが出来ない」



碧い瞳が微かに震える


「しかし、メノリ様はメノリ様です」