「メノリ様?」
名を呼ばれてメノリは、はっとする
気付けばひどい気分がした
額にじっとりと汗をかいている
それを見てティアが声をかけて来たのだろう
「大丈夫ー?」
ロットは軽く声をかけて来るが内心、心配してはいないだろう
ロットの瞳はただ淡々とメノリを映しているだけだ
「だっ大丈夫で……!!」
ティアはメノリの言葉を遮った
スッとメノリの手をとって、腰をさらうように立ち上がる
「少しお時間を頂けますか。メノリ様のご気分が悪いようなので」
ロットは、特に気に留める様子もなく了承した
そしてティアはメノリを部屋の外に連れて行った
その一部始終を見ていたセイルは、頬を赤く染めてティアの背を見送った
(………ティア様!なっなんて、男前な行動!!……尊敬いたします!)
セイルは尊敬の熱い眼差しでティアを見つめるのだった


