六花の騎士




紅い紅い色


アルセリアと自分の髪の色
薔薇の花弁の色



そっと紅い花弁を手のひらですくい上げる
乳白色の湯に紅い花弁
そしてアルメリアの波打つ深紅の髪



紅………赤……あか



白い闇に呑み込まれたようにアルメリアうつむく


そして、クスリと笑った


「そうよ……」



何を勘違いしていたのか
アルセリアがアルメリアの声に応えられるはずがない


なぜなら……アルセリアの居場所に居座る不届き者がいるからだ



「………なら」









ソイツヲケセバ……セリアハカエッテクルハズ



『もう!置いてかないでよ』



そう、アルセリアは頬を膨らませて甘えてくるだろう




答えは簡単な事だった