「アルセリア様はもう助からないでしょう」
…………え?
「そんな……まだ1年だ。早すぎる」
「仕方ない、もともと決まってたことです」
……決まってた?
どう言うこと……?
「双子の王族なんて前例がないからわかりませんが……アルメリア様に力が偏ってしまったらしい」
「力が偏る?」
ひそめられた声、これはいつものお医者様と何処かの貴族のおじさんのもの
「ええ。アルメリア様は王族に稀にみられる不老長寿です。おそらく……産まれる前に、母の子宮の中で生命力の振り分けに偏りが出たのでしょう」
「そんな事が……」
「双子はまだまだ未知の領域が多いですから、何とも言えませんがね。能力の大きさにもソレは出ているでしょう?」
「確かに……アルセリア様の水の能力はとても弱々しい。それに比べアルメリア様は歴代の木属性の王族の中でも突出した力をおもちだ………」
「生命力……寿命もそれに比例しているのでしょうね」
お医者様は悲しげに呟いた


