六花の騎士




ロットがわざわざ城内に下ろしてくれて助かった
走りながらオーガレスは思った
正面の門から入ろうとすればきっと足止めをくらっただろう


「レイド達はこっちに行ってくれないか」


オーガレスは小さな紙片をレイドに渡す


「なんだよこれ?」


そこには広大なネイテル城の地図が一部、手書きでかかれている
が、それは見たことのないモノだった


城の見取り図くらい頭にたたき込んではいるが、これば初めてみる
本来ここは何もないはずだ


「それは表には出ていない、裏の目的の場所だ。殆どの者が知らないね」

「へぇ……趣味のよろしいことで」



レイドが引きつった苦笑いを浮かべればオーガレスは嘆息する


「まぁ、念の為だ。全員でアルメリアの所に向かって、メノリ様はそこにはいません。なんてことになったら間抜けだろ?」

「わかった」

「アルメリアの所以外にいるなら、ここが一番可能性が高い。では任せた」



レイドはユリアを担いで地図の示す場所に急いだ
急ぐならユリアを担いで走ったほうが早い


それぞれに走りだす