「でさ……何コレ?」
ロットは不満げに呟く
ティアとリアと共に外に出たら、おまけもついてきた
「何?ケチケチするんじゃないわよ」
スッパリとロットの不満を切り捨てたのはユリア
ロットは3人で飛ぶつもりだったが、ユリアとトーワ
そしてその騎士2人、とオーガレス
「お願いしますロット様。後方支援はアルフレッド様がして下さるので」
いけしゃあしゃあと微笑むオーガレスをロットは睨む
大人数を一気に飛ばすのはかなり大変なことだというのに……
しかし、青薔薇の騎士さんを助けてあげたいとはおもうのだ
真摯な光を宿した紫紺の瞳は初めて出会った儀式以来気に入っている
あと……儀式の相方を亡くすのはもうたくさんなのだ
「じゃあ、サッサと行くよ」
ロットは独特な形の服、東の国の着物のような長い袖を翻す
意思を持った風が全員を包み込む
フワリと重力をなくして足が浮き上がる
そして一気に王宮に向けて飛び立った
「いいの?」
ミラはアルフレッドに問い掛ける
「ロットには悪いけど、あれだけいれば取り敢えずはね……」
正面から斬り込んでもアルメリアには適わない
根回しは必要だ
すぐに出られるように馬車を用意しつつ、そのために必要な書類やらなんやらをアルフレッドは準備していた
ミラはため息を一つつく
アルフレッドはその意味がわからなかったが、しなければならない事が多くて問い返すことは出来なかった


