六花の騎士




メノリの顔が浮かぶ
凛とした瞳


そして、もう2人


緋色の双子










「では、私もネイテル城に向かいます」

「ティア?」


訝しげに問うたキャリベルにティアは強く言い放つ



「私はメノリ様の騎士です。儀式だと言うのなら尚更私がお側にいなくては」



誓ったのだ

他ならぬ自分自身に
ならば必ず………!!!




「行ってこい」

「アルフレッド様……」


「手筈は付けてある。長年にわたり、準備はしていたんだ。今がその時だ。………行け」



アルフレッドの青い瞳と視線が絡みあう
ティアの頷き、ネイテル城へと向かった








馬小屋に向かおうとしたティアを呼び止めたのは意外な人物だった


「ここから馬を飛ばしても半日はかかるよ」

「だからこそ急ぎます」

「まぁ、聞きなよ」


ロットは眠たげに細めた瞳でティアを見据える
リアもそばに控えている


「普通なら半日。俺なら1時間くらい。かなりの強行になるけどね」


『俺なら』という言葉にティアはハッとする
ロットは風の属性
空を飛ぶということだ


是非もなくティアは頷いた


「お願い致します」