アルメリアは恐ろしい程に狡猾だった
数えきれない水面下での戦い
食事に毒を混入され、儀式に出れば危険な罠を仕掛けられた
アルメリアは美しい笑顔の下に冷たい狂気を隠している
中庭で水を浴びていた時、アルフレッドに見つかった
アルフレッドは呆れていたが、水を常に傍に置いておかなければアルメリアの魔の手がいつ迫るかわからない
水は空気中に無数にあるが、マリオンの能力で身を守る程にそれを集めるのは一苦労なのだ
アルフレッドを部屋に招いてお茶を出しながらマリオンは少年を見た
有力な貴族の子息だが素直な気性でマリオンは気に入っている
しかし、最近彼を見ていると違和感が襲う
言葉にはしにくい感覚
やわらかい金髪に深い碧眼はアルフレッドにとてもよく似合っていると思うのだが………
(まさか………でもこの子はもしかして……)
マリオンもソファーに座りアルフレッドと雑談をする
アルフレッドは王族の能力の事を聞いて来たので教えてた
「それ以来声が聞こえるのは能力を使いたいと思った時だけかな」
「……なんだか……恐い話ですね」
マリオンの向かいに座るアルフレッドはふうっと息を吐いて背中を椅子にあずける
彼の瞳を見てマリオンは賭けにでた


