今までマリオンは何故かアルメリアに命を狙われていた
何故かわからなかったし、反撃しようにも王宮でのアルメリアの権力は大きかった
しかし、その理由が今わかった
「何をしているの?」
突然、発っせられた声にマリオンが振り返る前にその人物はベッドにマリオンを押し倒した
「レディの部屋の勝手に入るなんて、不躾じゃなくて?」
「…それは失礼」
押し倒されたマリオンは苦く微笑んだ、顔が引きつっているかもしれない
視界を覆う波打つ紅い髪
整った顔立ちにいつもの笑みはない
琥珀の瞳がマリオンを冷たく見下ろしていた
「それより……退いていただけませんか、アルメリア様?」
押し倒したマリオンに馬乗りになって肩を押さえ付けているアルメリアはクスリと口だけで笑った
「あら、何故かしら?」
肩を押さえ付ける力が増した気がして背筋に冷たい汗が流れる
「まぁ、いいですけど………なら『この方』は誰ですか?」
「聞いてどうしようと言うの?」
「そういう貴方はどうしたいのですか?」
アルメリアから再び笑みは消えた


