六花の騎士




その日からマリオンはオーガレスにたまに会うようになった


笑えたのはアルフレッドについて行った聖花隊の訓練で、何事もなかったように冷静な態度をとるオーガレスだ


「いんですか?王族なのにこんなところで」


すまし顔だが、どこか親しみをこめていうオーガレスにマリオンは笑いかける
マリオンは会うたびにオーガレスが表情を和らげているように思えて嬉しい


アルフレッドが意地の悪い笑みを浮かべながら小さなオーガレスの頭を撫でる


「いいじゃないかオーガレス」

「アルフレッドは人の事言えないだけでしょう」


軽くアルフレッドを睨みながらオーガレスはため息をついた
気にした様子もなくアルフレッドはふと思い出したように言った


「そう言えば、セドリック家で今度パーティーがあるんだって?」

「君はちゃんと招待状を見たのか?」

「全然」


しれっと言うアルフレッドにオーガレスは呆れる


「確かにセドリック家の主催だけど、王宮でするんだ」


マリオンは首をひねる
確かマリオンの所にも招待状は届いていた
まだ見てはいなかったが


「なぜ王宮でやるんだい?」

「アルメリア様のご希望なんです。父が頼まれたんですよ」


アルメリアの名が出てマリオンは頭を掻いた
何か嫌な予感がしたのだ