六花の騎士




セイルは必死に訴えた



「この儀式は本当に重要な事なのです!それに、これは王族としての………」



その言葉を聞いた途端メノリは叫んだ


「そんなこと勝手に言わないで!私の気持ちも知らないで!!」


その時だった


「メノリ様」


セイルとの間を遮(さえぎ)るようにティアは立つ


真っ直ぐと、貫くような紫紺の瞳



「……王族ではない。けっこうです。しかし、それと儀式を放棄する事は、別ではないのですか」