まだ、7歳くらいだった
アルフレッドの屋敷でパーティーがあったが、大人達ばかりで退屈だった
ミラと2人でパーティーを抜け出して星のよく見える丘に行った
といっても、ウォルター家の敷地内なのだが
「ほら、あれがオリオン座だよ」
「どこどこ?」
草の上に寝そべりアルフレッドは星空を指差す
ミラは繊細な造りのドレスが草まみれになるのを気にせず、同じように寝そべりオリオン座を探す
「あれがオリオン座……ならあれがベラトリックスね」
「そうだね。『女戦士の星』とも言われてる」
「私ベラトリックスになるわ」
「……えっ?」
サラリと言われたミラの言葉にアルフレッドは目を点にする
ベラトリックスになるとはどういうことだろう?
「私、聖花隊目指そうと思うの」
「聖花隊に?じゃあ、六花の騎士になるのか」
貴族の女の子が騎士を目指すのを否定しないアルフレッドにミラは少し驚く
「えっ…ええ!そうよ。強くなりたいの」
「……ふーん」
「何よ」
アルフレッドは星空を見上げて笑う
「なら俺は名宰相になるよ」
「宰相?王様の補佐の」
「そっ。名だから名宰相。」
「どうしてよ」
アルフレッドの地位なら頑張ればなれるだろう
でも、なぜ名宰相なのか?
「だってさ、王様って不安定だろ?良い宰相になって国を安定させたら、騎士になったミラに危険なことさせないようにするんだ」


