「ねぇ小川が流れてる所があるんだ!いこメノリ」
アルフレッドがトーワをからかっていると、ユリアがさっそく遊びに行こうとする
「じゃあ俺たちも行くか。ティアも行くだろ?」
「はい」
「待ってユリア!」
「メノリ様、転ばないようにお気をつけ下さい」
「わかってるわよ、もう」
楽しげに駆けていくメノリやユリアにレイドとティアが付き添う
それを見送ってアルフレッドはさらにからかう調子で言った
「可愛いな〜メノリは。何?お前とうとう恋したか?」
「そんなんじゃない」
不機嫌な表情でアルフレッドの手を振り払う
「お前は調子が良すぎるな、少しは慎め!」
「何堅いこと言ってんだ子供のくせに」
今度は頭を撫でようとするアルフレッドを無視してトーワは歩きだす
「お前に付き合ってられるか!行くぞ、キャリベル」
怒りを露にして歩いていく主を後ろで見ていたキャリベルは苦笑しながら追う
立ち去る前にアルフレッドを嗜めるように言い残す
「繊細なことなの。あまりからかわないで下さいね」
二人が行ってしまい残ったアルフレッドは小さく呟く
「トーワの奴、随分丸くなって……」
以前のトーワならまずアルフレッドの休暇に付き合うことはなかったし、感情を出すことも殆んどなかった
「からかい過ぎよ」
「あぁ、ミラ。いたのか」
後ろに立ったアルフレッドの六花の騎士に笑いかける
「どうだった?」
「異常はなしよ。貴方の土地で無茶はできないでしょうから……」
「そうか……何かおかしな事があったらすぐ知らせてくれ」
いつもの軽い態度とは違い、青い瞳を鋭くしてアルフレッドは外の景色を眺めた


