豪華な屋敷は広大な敷地に建っていた
豊かな森に囲まれ、緑の芝生は海のように光を弾き広がっていた
メノリは屋敷のテラスの手すりにてをかけてその景色を一望する
「わぁ、きれい」
「気に入ってくれたかな?メノリ」
「はい!」
メノリは隣に立ったアルフレッドに明るく返事をする
結局、あの講義室にいたメノリ、ユリア、ロット、トーワ、リア、キャリベルとレイド、ティアのアルメリアを除く全員がアルフレッドの別荘に来ていた
「でも、こんなに広いお屋敷、王族は貰えるの?」
「皆もらえる訳じゃない……アルフレッドが特別なんだ」
メノリの言葉に返したのはトーワだった
「コイツは元々貴族だからな」
「コイツとはなんだ、トォーワ?」
メノリとアルフレッドの間に立ったトーワの肩に腕を回してアルフレッドはニヤニヤと笑う
メノリに聞こえないようにトーワの耳元で囁く
「どうしたんだトーワ?いつも俺が誘っても来ないくせに、メノリがいるからか?」
「……!」
メノリの手にキスをした時、いつも人と関わらないようにしていたトーワが目を見開きアルフレッドに向けて敵意のようなものを向けていた
トーワはアルフレッドを睨み付ける
無言で黙れ、と言っている


