六花の騎士




「かわいい可愛い小鳥さん、今度は金色の目をした小鳥さん」



軽やかに歌う声は楽しげに温室に響く

植物だらけの温室に一つだけ天蓋のついたベッドが置いてある
そこに、アルメリアは腰をかけて摘んだ花をベッドに散らばせていく


それでも歌うことはやめない



「かわいい小鳥さん、玲水に足を浸けて溺れるの?いけない玲水、そろそろ枯れてしまわないかしら?」



クスクスと微笑むアルメリア
そして、突然歌うことをやめ、呟く


「ねぇ、アルセリア?」


ベッドには横たわるもう一つの影がある。しかし、ピクリとも動かない
だが、アルメリアはかまわず話し続けた



「あのこ、とってもしぶといの。でももうすぐよ、すぐだから……新しい子を使うのよ。だから大丈夫」








「あの金色の目をした小鳥さんを使えば、すぐにあいつは消えるわ」



小さな呟きは誰かに聞かれることなく掻き消えた