六花の騎士




びっくりした
色んな意味で……


ユリアは自室のベッドに寝転び先ほどのことを思い返す

綺麗な女性だったが、あの琥珀の瞳は何処か冷たい何かが宿っている気がした
アルメリアの絡め取るような声音がまだ耳に残っている

その時、ドアを叩く音が響いた


「ユリア様、六花の騎士様がお見えです」


「本当に!?」


驚き、すぐさま飛び起きて部屋を出た


そこにはユリアの騎士がいた


「お初にお目にかかります。ミハエル・マイアー、ユリア様の騎士に任命していただきました」



三十代後半くらいだろうか、口髭を蓄えた真面目そうな凛々しい面差し
しかし、ユリアに合わせ膝をついて視線を合わせくれる
そして、優しく微笑む



「これからは私がユリア様をお守りいたします」



夢のような気がした
でも、ゆめなら良いゆめだ
白い軍服、それにあしらえた優しい緑


「よろしくね!かっこいい騎士さん」


「はい」







これが最初の騎士、ミハエルとの出逢いだった