ティアは訝しげに目を見開く
日も暮れはじめた時間だというのに外は夜のように暗い。雨が降っているからだ
レイドの淡い茶色の瞳はユリアとメノリを優しく見ている
同じ世代の二人が良い影響を与えあう、騎士である自分たちでは出来ないことだが……レイドの言葉の意味をティアは計りかねる
ユリア様がまるで雨の夜を恐がっているかのようにいう
以前メノリが暴走した際にみた、毅然と立つユリアしか知らないティアからすれば不思議なことだ
ティアの視線を感じたのかレイドはティアに笑いかける
すると、レイドはさらりと言った
「ちょっと手合わせしない?」
「は?」
ティアがキョトンとすると丁度そこへロットとトーワが騎士を伴って講義室へ入って来た


