六花の騎士




力のかぎり抵抗するサラにティアに静かに縄で拘束する


「……サラ」


メノリには周りの騒ぎが耳に入らなかった
いつの間にか自分の鼓動だけが激しく聞こえていた
自分の世話をしてくれた少女は、私達………王族を憎んでいる


王族とそうでない者の見えない隔たりはあったけど、確かに近くで微笑んでくれた少女


なぜ王族……トーワがこれほどまで憎まれているのか、メノリには分からない
しかし、会話のなかからそれは王族としての能力が原因だと、なんとなくメノリは思った