ポツリと、ただ響くだけのかすれた声
キャリベルは心臓をわしづかみされたかのように、胸が痛んだ
そっと、小さな手のひらが屈んだキャリベルの左の頬に触れた
「この傷も………俺のせいだね……」
トーワの触れたあたりには、火傷した肌があった
手当てしてあったが、きっと跡の残る傷だ
「……いえ、これは私が取り乱して……」
ハッとした
ほんの5、6才の子供は、今まで涙も流さずにいた
しかし、その子供の頬にそっと流れ落ちる雫
「……ごめん……なさい……」
たまらなくなって、キャリベルぎゅっと、トーワを抱き締めた
腕の中の子供が、肩口でただ涙を流し続けていた


