つい最近まで、メノリは本当にどこにでもいる普通の少女だった
それが今や王族としてちやほやされる日々
そう、同じ目線でお喋りしていたはずの少女達まで、見えない壁を作ってしまうくらい遠く
(ああ……そっか……私、寂しいかったんだ……)
サラたちはメノリを尊敬している様に見上げている
近くにいるのに、こんなにも遠い距離が
どうしようもなく…寂しい……
あの時、チクリと痛んだ胸の痛み
それは、この寂しさからだったのだ
もう、何の敷居もなく、誰かと話すことはないのかもしれない
そう思うと、とても、悲しかった


