メノリは窓から差し込む朝日で目を覚ました
広いベッドの上に置いた薄いカーディガンにそっと触れる


あの後、部屋へ帰ると窓の傍にティアが待ち構えていた
ティアは怒ってはいないようだったが、メノリはこってり絞られた
まるで、夢を見ていたようだった
トーワが何の嫌味もなく優しく……?…してくれた事は夢だとしか思えない
それを確かめる様に、カーディガンを引っ張る



「……最初から、意地悪ばっかりだったのに」


メノリには大きなサイズのカーディガン
一つ息を吸って、メノリはベッドからおりた