六花の騎士




「毎回、こんなに堅苦しいのかなぁ」


「簡単な事しかいたしませんので、そのうち慣れますよ」



淡々とティアは言ったが気遣ってくれたようだ


「……そうだね」


そうだ自分は……王族なのだ
認めたくなかった、でもメノリは覚悟を決めたのだ
自分のやるべきことを知ったから……



「ねぇ、夜に散歩に出ちゃダメ?」


気分を落ち着かせるために少し動いておきたいし、メノリは夜の散歩が好きだった


「それはなりません」


案の定直ぐに却下されてしまった


「なんでよ〜」

「護衛は少人数ですが、危険が全くないわけではないんですよ」



精鋭の護衛兵達を連れて王族は外にでるが、けっして何事も起こらないわけではない
安全を考えれば、夜に出歩くわけにはいかない


「は〜い」


しぶしぶメノリは返事をしたのだった