馬車の扉が開いて、トーワが先に下りた
その後を追うと、トーワが手を差し出してきた
それにぎょっとしてメノリは固まる
(あれだけの態度でなんで!?)
直ぐに、自然な仕草で手を取られ、メノリは攫われる様に馬車から下りる
すると街の人々であろう姿が目に飛び込んできた
ざわめく人々に驚きながらメノリは地に足をついた
(人目があったから手を出したのね……)
無数の視線を感じてメノリは緊張した
こんなに視線を感じるのは生まれて初めてだ
ティアが傍に来て、教会に入る様に促す
それに従いメノリとトーワは歩き出した
その後を歓声の様な人々の声が追いかけてきた


