六花の騎士




アルメリアの言葉にティアは、抑揚のない声で返答する



「はい。そうです」



それにロットは何気なく質問した



「へー、どんな所なの?」
「はい……雪の…深い所でした」



一瞬のぞいた憂いを含む色もすぐに掻き消える
その様子にオーガレスは首を傾げた


(故郷に……何かあるのか?……アルメリア様が勝手に連れてきた子だしな……)


アルメリアには謎が多い
アルメリアの騎士であるオーガレスにも全てを見せはしない


オーガレスは悔しそうにうつむくミーヤの肩を叩く
ミーヤは顔をゆがめてオーガレスを見上げた


「………私……馬鹿ですよね」


ミーヤはティアを侮り過ぎていた
それが恥ずかしい


「仕方ないよ……彼女は……」


オーガレスは、ただ無表情に立っているティアに視線を向ける