六花の騎士




青い空のような大きな瞳と長く波打つブロンドの髪
ピンクの薔薇が小さな頭を棘(いばら)と一緒に飾っている


おそらく六花の騎士全員がこの飾りを着けているのだろうとティアは思った
現にオーガレスは右手、レイドは胸にそれぞれの薔薇を着けている


少女は人形の様に整った顔にうっすらと笑みを刻む


「リアです…よろしく」


愛らしい容貌に合わせたかの様に、軍服に柔らかい桃色が合わせてある


ティアは全員の紹介が終わったのを確認して姿勢をただした



「ティア・ローズです。このたび『青薔薇の騎士』と称号をいただき、六花の騎士に着任いたしました。新参者ですが、よろしくお願いいたします」



全員がまるで、ティアを見定めるかのように視線を送る


クスリ、と笑ったのはオーガレス


「レイドじゃないが、堅苦しくする必要はないよ……ようこそ、青薔薇の騎士…」



……赤い瞳が面白いものでも見つけたように、瞳の奥で煌めいた