「貴方は罪人よ…」



少女の瞳は、これ以上ないほど開かれる


だが、その断罪の声は止まらない



「貴方は殺し過ぎたのよ。だから罪に塗(まみ)れた貴方は償わなくちゃね……」



そっと、白い指先で女神は少女の涙を拭った
その指先はヒヤリとするほど冷たかった



「貴方に感情はいらない。その名もいらないわね……」



拭った涙を見つめて、女神は微笑みながら言った



「そうね、ティア……ティア・ローズとこれからは名乗りなさいな」