六花の騎士




合図の声が鼓膜に響いた瞬間、ミーヤは隙一つない構えをする


その様子に騎士達は眼を見張った


(………だてに聖花隊じゃない)



リアはなかなかの構えをするミーヤを見て思った
そして、ティアを見て内心首を傾げる


(どこか………変……)


それはミーヤも感じていた
どこがおかしいかはわからない……
相変わらず隙だらけだ


ティアは、構えてはいるがミーヤに向かっては来ない
ミーヤは慎重にティアの動向をうかがう



(…………動かない………なら……)


高いヒールのブーツに力をこめて地面を踏みしめる
その瞬間、ティアに向かって地を蹴った