「はじめまして、私は『真紅の薔薇騎士』キャリベル・ライレットよ」
名乗ったのは、女性にしては長身の人物だった
白い軍服に赤色が合わせてあり、黒い艶のある髪が腰のあたりまである
ティアと同じく、短いプリーツスカートに変わった形のブーツ、左目に真紅の薔薇、棘(いばら)の髪飾り
『真紅の薔薇騎士』という称号にふさわしい品のある女性だった
「そして、こちらから…」
キャリベルが言い、先ほどミラと呼ばれていた女性が言いつぐ
「あたしは『星明(せいめい)の薔薇騎士』ミラ・キューレルよ、よろしくね」
ふわりと微笑むミラは、ひらりとプリーツスカートをなびかせ、優雅に一礼する
軍服に黄色をあしらっている
左のこめかみのやや上に同じく黄薔薇の髪飾りがあり、動きにあわせて腰から伸びる長いリボンがなびく
続いて部屋のソファーに座っていた男が立ち上がった


