涙が枯れるその日まで

クリスマス前後にバイトを休ませてもらった分、年末年始は出なければいけなくて、私は3日後には東京に戻らなくてはならなかった。

それまで私達は時間が許す限り一緒にいた。

付き合っているからというよりは、今まで会わなかった時間を埋める様な感じだった。

祐司と麗子の4人で飲んだ日もあった。

祐司に何度も
「涼でいいのか?」
って聞かれた。

その度に、涼は必要以上にくっついてきて祐司に諦める様に言っていた。

麗子はそんな私達を見て笑っていた。

こんなバカなやり取りは、昔に戻った様で懐かしかった。

でも楽しい時間はあっという間に過ぎ、東京に戻る日になってしまった。

やっと皆で笑える日が戻って来たのに、一緒にいれない事が寂しかった。

親から離れたくて東京の大学を選んだ事を、この時初めてちょっと後悔したな。