涙が枯れるその日まで

次の日涼より早く起きた私は、朝食を作った。

朝食が出来て涼を起こそうと近づいたら、いきなり抱き寄せられ、キスされた。

涼はまだ夢の中にいるらしく、力の加減もないままに抱きしめられた。

あまりに痛くて涼を叩きまくると、やっと目を覚ました。

手の力が一気に緩んだが、唇はまだ重なったままで、涼が瞳を開くと目の前にいた私と瞳が合った。

涼「ん?」

唇の感触に気付いたらしい。

急いで唇を離し後ろに下がった涼は、壁に頭をぶつけた。

私「ちょっと大丈夫!?」

涼「ばっちり目が覚めた…」

私「ばーか」

涼「俺何かした?」

私「うん」

涼「何した?」

私「キス」

涼「マジ?」

私「うん」

涼「ごめんなさい!許してください!」

涼は顔面蒼白で土下座してきた。

約束破っちゃったって焦ったんだろうね。

そんな姿を見たら愛おしくなった。

私「反省してる?」

涼「してます!」

私「じゃあもう1回して?」

涼「はい!…って、え?」

私「土下座なんてしてたらキスできないよ?」

涼「いいの?」

私「いいよ」

涼は起き上がった。