涙が枯れるその日まで

この後、涼は今まで傷付けた人達に謝りに行った。

心細いからと、なぜか私も一緒に行く事になった。

でも車に乗って待ってるだけ。

謝る時に私がいるのはおかしいからね。


涼は溜め込んでいた事を言葉にしたから、スッキリして変わろうと思えたみたい。

まさかこんな一気に涼が更正するだなんて、夢にも思ってなかった。


私はもう涼に対して恐怖を感じる事がなかった。

たぶん明らかに涼が変わったのがわかったからだろう。

昨日までの涼と今の涼では、別人の様に違っていた。

今の涼が、本来の涼だって事を私は知ってるから。


謝って戻って来る度に、涼は私を抱きしめて来た。

自分でしてしまった事だからちゃんとケジメをつけなきゃいけないけど、一気に謝りにまわるのはつらかったんだと思う。

私を抱きしめる度に、
「充電させて」
って言う涼が可愛かった。