涙が枯れるその日まで

それから、涼は私を待っている事がよくあった。

駅を降りるといたり、バイト終わりに外に出ると待っていたり…

いくら断っても、強制的に車に乗せられる。

最初はいつも優しいの。

必ず
「この前はごめん…」
って謝って来て、明るく話し掛けてくる。

私は涼が怖くて震えが止まらなくて、まともに話す事すらできない。

涼はそんな私を元気づけようとしてくれる。

でも、この後暴力振るわれるのがわかってるのに、楽しく話せるわけなんかなくて…

少しでも涼の機嫌を損ねる様な事を言えば殴られるし、だからってずっと黙り込んでいても、結局は殴られる…

私の生活範囲を知ってる涼から逃げる事はできなかったんだ。


この頃の私の体はボロボロだった。

服の下はアザだからで、もう人の体じゃないってくらいに変色してた。

本当は歩く事すら痛かったけど、誰にも話していない事だから、痛みを堪えて普通に生活するしかなかった。