教室の窓から見える
樹の緑が
風で優しく揺れるたび
太陽の陽射しも
キラキラに見えて



気持ちのいい
5月の頃だった



「南。日曜日ヒマ?買い物行こうよう」

アッキーからのお誘い


「あ~、ダメだ。日曜日はちょっと……」


みーくんが家庭教師に来てくれる約束をしてた。


「なんだ。デート?」


アッキーがニヤニヤ聞いてくる


「何っデート?南、彼氏いるのか?」


話に割り込んだのは白崎。
2年生になってから
休み時間は
3人で過ごすコトが多かった。



「白崎に関係ないでしょ」