そもそも



「私もう帰る」



時計を見て



そう言うと




「…なんで?」



「なんでって明日仕事だし」



「ダメ。帰さない」



こんな感じで



みーくんといる時は


自分の部屋に全然帰らないから



もう一緒に暮らしてるような
感じなんだけど






結局、お部屋は



みーくんの気にいった所にして




「もう寝ようよ…」



ベッドに入ると




「……眠たい?」



みーくんが聞く




「……別に」



私はドキドキして答える




「…じゃあ、まだ寝かせない」




みーくんは私にキスをして




「好きだよ姫」




首筋にキスをする



だけど



ズキッ



少し横を向いた時



頭に痛みがはしって



「いた…っ」




「…どうした?姫」



みーくんは私の顔を見る