ずっとずっと




みーくんと一緒にいたいって




思ってた




だって私生まれた時から




みーくん大好きなんだもん




どうしよう



感動して



涙出そうだよ





「嬉しい……」




私が言うと




みーくんは優しく笑って




「なんだか長かったな」




そう呟く




「え…?」




「だって、ほら松雪の両親に結婚したいって言った夜の事覚えてる?」




6年前の………



「もちろん覚えてるよ」




「姫の家に向かう車の中で早く一緒に暮らしたいって言ったんだよな………」




……あ……





――帰したくない
早く一緒に暮らしたいな




確かにみーくんはそう言った




あの夜まで


私たちは


真実を知らずに


幸せな未来を信じていた





「あれからもう今じゃ姫は大人になってオレはもうオッサンか」




みーくんはクスクス笑う




「みーくんはカッコいいもん!
33なんて全然オッサンじゃないよ」




「そうか?」